ミラノオートサービス野田です。
死亡事故を起こしたクルマと水没車です。
人身事故や死亡事故を起こしているクルマですが
キレイに治っているのでなかなか分かりません。
水没車は、サビや腐食、冠水による臭いや汚れがひどいです。
近年は、大雨や台風による被害が多く出ているのでこのような水没車が多く出回っています。
ひとつづつ説明します。
まずは人身事故や死亡事故を起こしているクルマですが
軽度な事故ならまだしも購入する人からみると、このようなクルマだけは絶対に避けたいはずです。
見極めが難しいですが、人の命が亡くなっている中古車でも、「事故車」にはなっても「修復歴車」になるとは限りません。
フレームなど重要な骨格部分を修正していなければ、「修復歴あり」と表記されていないからです。
たとえば、人をはねてボンネットやフロントガラスが粉々に割れたとしても交換してしまえば、
「事故車」扱いになるだけで「修復歴車」にはなりません。
ようするにフレーム「骨格部分」に影響がなければ「修復歴あり」とはならないのです。
次に水没したクルマですが、大雨で水にクルマごとつかってしまったケース以外にも
クルマごと海に飛び込み入水自殺したケースがあります。
こういった水没車は、オートオークション「業者専用オークション」では「水没車」として表記され
査定が大きく下がることになります。
水没車のダメージとしては、エンジンやその周りの機関、配線、シート、メータ周りなどダッシュパネルが浸水していれば
修復に大きな費用がかかってしまい、その後も故障のリスクは免れませんので避けたほうが賢明です。
このような上記のケースの場合、相場より極端に安く売られている事が多いですが、
人身事故や水没車などであることを疑ってもいいかもしれません。
また事故車であっても、「修復歴あり」と表記されていないケースもありますので
あらかじめ認識して中古車選びをしてください。
最後までお読みいただき、
ありがとうございました。
ミラノオートサービス株式会社
野田 拓志