メンテナンス

知って損しない!エンジンルーム「全体の把握10選」


ミラノオート野田です。

今回は、全くの素人でも分かるようにカンタンに
エンジンルーム全体の把握10選を解説します。

「僕はクルマに乗るだけだから関係ない」
「点検修理はディーラー任せ」
「興味もないし、分からない」

と感じている方もたくさんおられると思いますが、

ある程度エンジンルームを開けて、見てパーツが理解できるようになると

「オイルが漏れてるんじゃないか?」
「冷却水が減ってるな」
「このクルマは後ろにバッテリーがあるけど、前からもブースターが繋げるな」
「最近エンジンの横ブレがあるけど原因はここか?」
「大切な役割をしているパーツから異音がする?」
「点検整備から戻ってきて、きちんと整備してくれたんだな」

などなど今まで分からなかった色んな事が理解できるようになります。

少しづつでいいので、ボンネットを開けた時に見るようにしていただければ幸いです。



1,「カバー下プラス+」ジャンプスタート端子

カバーを開けるとプラス+端子があります。

バッテリー上がりの際に、ジャンプスターター「モバイルバッテリー」や
「ブースターケーブル」を使い自分でバッテリー上がりを
治してエンジンをかけることが出来ます。

「六角頭マイナスー」ジャンプスタート端子

六角の頭はマイナスー端子です。

バッテリー上がりの際に、ジャンプスターター「モバイルバッテリー」や
「ブースターケーブル」を使い自分でバッテリー上がりを
治してエンジンをかけることが出来ます。

2,ブレーキ液リザーバータンク

ブレーキ液は目視で確認します。
液量がMAXとMINの間にあるかをチェックします。

3,エンジンオイルフィラーキャップ

エンジンオイル交換時やオイルが消費した時に
このキャップを開けてオイルの補給をしてください。


4,冷却水タンク

エンジンを冷やすための冷却水であり、オーバーヒートを防ぐ役割を果たしています。

冷却水の水量はエンジンを停止させた状態で
液量がMAXとMINの間にあるかをチェックします。


5,ウインドウウォッシャータンク


フロントガラスのウオッシャータンクです。

水だけの補充だけでも構いませんが、
ウインドークリーナーを入れるとさらに良いでしょう。

※ヘッドライトウオッシャーのタンクを兼ねている場合もあります。


6,パワーステアリングハイドロリック
フルードリザーバータンク

ステアリングの回転力を増幅「パワステ」して、運転者の負担を軽くします。

エンジンで油圧ポンプを回して、発生した油圧で
アシストしてパワーステにしています。

油圧のパワーステアは、専用のオイル「フルード」を使用しています。

このフルードは、ほとんど減ることもないと思われますが、
定期的な点検を受けるようにしてください!

7,エンジンオイルフィルター


オイルフィルターは、エンジンオイルのスラッジや金属片といった
不純物取り除くためのフィルターです。

オイルフィルター「エレメント」は本来「ろ過紙」という意味ですが、
エンジンオイルをきれいに保つ役割を持っています。

8,イグニッションコイル


イグニッションコイルは、プラグの上にはめ込まれている部品です。

自動車のエンジンを始動させるためには、スパークプラグという部品を使って
エンジンの燃焼室内で高電圧の放電を起こすことによる点火が必要です。

その点火装置であるスパークプラグに、自動車の12ボルトバッテリーから
20,000ボルト~35,000ボルトもの高い電圧を供給する装置が
イグニッションコイルなのです。

9,スパークプラグ


プラグは、エンジンの奥に回して差し込まれている部品で
その上にイグニッションコイルがはめ込まれています。

混合気を燃焼させるには「火」をつけてあげる必要があります。
その火花を点火するのがスパークプラグの役割です。

プラグの性能の良し悪しが、エンジン全体の性能に関係しています。

10,エアクリボックス
エアクリーナー(エアフィルター)


エアクリーナーの一番大事な役割は、エンジンが吸い込む空気から
ゴミや虫などを取り去って、エンジンが痛まないように守ることです。

またこのエアクリーナが汚れたり詰まったりすると
加速や馬力にも影響すると言われている大切なパーツです。

ここまでご紹介してきたパーツは、どれもが車を安全に動かすためには
欠かす事の出来ない重要なものばかりです。



はじめのうちは、
「何か見ても良くわからない?」
と言ったケースもありますが、だんだんと
役割や不具合なども判断できるようになるでしょう。


最後までお付き合いいただきありがとうございました。
ミラノオートサービス株式会社
野田 拓志

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