ミラノオートサービス野田です。
ディーラー系の中古車販売店で中古車を買う。
結論から先に言うと、
・ディーラーの中古車は相場より高い
・第三機関による車両検査がされていない
・メーター改ざんの可能性がある
このようなデメリットが含まれている可能性は否定できません。
これらを一つづつ説明していきます。
一般の中古車販売店の場合、
オートオークションからの仕入というケースがほとんどで、
クルマの仕入れ相場に大きな差がないという事になります。
いっぽうディーラー系の店に並んでいる中古車は、
そこのお店で新車を購入した人が
今まで乗っていた下取り車がほとんどです。
それを前提に、
まずディーラーの中古車が相場より高くなる理由として
新車を売るために、相場より高く下取りしているからです。
ディーラーの使命は、新車を販売する事です。
その為に、新車を1台でも多く販売しようとし
多く値引きして販売台数を伸ばそうとしています。
しかし新車の値引き枠は、社内で決まっている為に
それ以上の値引きとしては、下取り車を高く買い取る
といったこと以外に値引きの方法がないのです。
例えば、値下げ限度額が30万円の新車の販売交渉中に
お客「もう10万円値引き出来たら買ってもいいよ。」
お店「新車値引きでは、これ以上は難しく、
代わりに下取りを10万円高く買い取って還元します。」
このように、新車を１台でも多く売るために下取り車にしわ寄せがくるのです。
このように高値で買い取ったクルマも、
ディーラー系の販売店では売らなければなりません。
当然下取り価格を基準に売値をつけているので
相場より高くなるケースが断然多いわけです。
次に第三機関による車両検査がされていない。
ディーラーでは「ダイレクト販売」と言われる
お客さんから下取りしたクルマをそのまま
展示販売しています。
しかしこれらの中古車は、オートオークションを通していない為に
第三機関である検査を受けてないことになります。
具体的には、
事故歴や修復歴がないか？
メーター巻き戻しがないか？
下回りの錆や腐食がないか？
これらの検査を受けていないという事です。
ディーラー営業マンのトークの中で
「下取り車なので安心ですよ。」
「前のオーナーさんが大切に乗っていました。」
これらのディーラー営業マンの言葉をすべて信じては、
本当の価値は見えてこないものです。
販売店によっては、ディーラー営業マンが査定しているといったケースもあります。
しかし査定士の資格すらもっていない場合も多く、どのようにして
事故歴やメーター改ざんのクルマを見抜くことが出来るのでしょうか？
まとめると、
安心の中古車を選ぶためには、第三機関の検査済みの
「鑑定書付き」のクルマを選ぶのが一番安心という事です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
ミラノオートサービス株式会社
野田 拓志
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ミラノオートサービス株式会社
野田 拓志