車選びの秘訣

オートオークションの仕組み

ミラノオートサービス野田です。

中古車販売を行う業者は、クルマの仕入れ先として「オートオークション会場」
Auto Auction(AA)を利用するのが一般的です。

オートオークション会場は、自動車の中古販売を行う業者を対象とした会員制のシステムで、
会員に入会するには、保証人や審査があり保証金を預けるケースもあります。

このオートオークションの最大の魅力の一つとして、顧客が探している車種を
ピンポイントで入札して、仕入れると言ったことが可能となります。

仕組みとしては、中古車業者などオートオークションの会員から出品されたクルマは
その会場の査定士により、検査が行われ出品リストが作成されます。

その出品リストをもとに判断してセリが行われていくわけです。

セリはそのオークションを行っている会場に直接出向いて落札も出来ますが
近年は、システムの進化により中古車業者のお店のパソコンで落札する事が出来ます。

しかしセリは、約10秒から20秒程度で終わってしまうため
一瞬の判断を要求され、相場観や長年の慣れが必要となります。

出品リストの評価は、
外装が0点から6点で0.5点刻みで評価されるのが一般的で
3~4.5点のクルマが多く出品されています。
また0点(またはR点ともいう)は事故車といった意味です。

内装は、AからFといった状態で評価されるのが一般的です。

ただこの評価点の付け方には、公平性に欠けるケースも見られます。
それは、オークション会場に若干の点数に差が生じてしまうこともあるからです。

例えば、
あるオークション会場で4.5点で落札したクルマを
他のオークション会場にもっていくと4点だったみたいなケースです。

オークションの運営会社によって評価の厳しいところや若干の甘い会場があるようです。

もともとクルマの集客力のある運営会社は、点数を甘くしなくてもクルマが集まりますが
集客力の乏しい運営会社は、点数を多少甘くしてでも「クルマの出品台数を増やしたい」
といった傾向があるからです。

しかしオークション運営会社も、出品による手数料収入で
運営している為、仕方がない部分があるのかもしれません。

ただあまりにも甘い評価点をつけると、オークションに参加している業者から
「ここのオークション会場の出品リストは当てにならない。」
などと信用を失うことになってしまいます。

多く出品してくれる業者に対して甘く評価点をつけているオークション会場もあるのは事実で
公平性に欠けるところは一概に否定はできません。

そのあたりも考慮して、あなたの好きなクルマを探すとしたら、
オークション会場の豊富な台数の中から探すのが一番手っ取り早いです。

その時は、オークション会場ごとの特性を加味しながら、
クルマの相場観をしっかりと持っている
経験豊富な中古車販売店で購入する事をおススメします。

最後までお読みいただき、
ありがとうございました。

ミラノオートサービス株式会社
野田 拓志

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