ミラノオートサービス野田です。
知り合いが新車の軽を買って、走りが悪いと後悔してるので今回のお話をしようと思います。
最近の軽自動車は室内が広くなって快適だとは言っても、実は加速が悪く、スピードが出にくいものが増えているのです。
その原因は、車の重量が年々重くなっているからです。
安全性の向上、高級仕様の増加、快適性の追求などが重量増加の理由です。
具体的に言うと、
1つ目の原因は、安全性の向上を求めたからです。
そのためにボディ全体が今の企画の衝突安全基準を満たすために
様々な補強や合成強化が加えられたからなんですね。
2つ目の原因は、高級仕様すぎるということが考えられるね。
スライドドアや自動ブレーキのような安全装備が付いていたり、
パワーウインドウや電動ミラーも当たり前になってます。
電動化が進むという事は、必然的に重量が増してしまうという事ですね。
3つ目の原因は、快適性を求めたからです。
その証に最近の軽自動車は静かです。
エンジンの音だけでなく室内も静かになってますね。
それを実現するために防音材や吸音材がエンジン付近や
ホイールハウス周りなどの騒音の原因になる場所に使われているからなんです。
しかし、重い軽自動車は燃費が悪く、加速力にも欠ける傾向があります。
とはいえ、ハイブリッド車の増加や技術の進化により、重い車でも燃費が改善されています。
例えば、スズキのスペーシアや日産のルークスなどは、ハイブリッド化が進んでおり、比較的燃費が良いです。
では、具体的にどの軽自動車が重量級で鈍足なのか、その5選を見ていきましょう。
具体的来な数値であるパワーウェイトレシオを使って説明しますね。
※パワーウェイトレシオとは?
車の重量に対する馬力の比率のことなんです。
数値が低いほど、車はパワフルに感じることになります。
第5位 スズキ スペーシアカスタムZ
・重量: 870キロ
・馬力: 52馬力
・パワーウェイトレシオ: 16.73
第4位 ダイハツ ムーヴキャンバス
・重量: 910キロ
・馬力: 52馬力
・パワーウェイトレシオ: 17.50
第3位 ダイハツ タントカスタム
・重量: 940キロ
・馬力: 52馬力
・パワーウェイトレシオ: 18.07
第2位 ダイハツ ウェイク
・重量: 990~1040キロ
・馬力は52馬力
・パワーウェイトレシオ:19.03
第1位 日産 デイズルークス / 三菱 eKスペースカスタム
・重量: 950キロ
・馬力: 49馬力
・パワーウェイトレシオ: 19.38
これらの車は豪華装備や安全面で魅力がありますが、重量が重くなると燃費や加速力に影響が出ることを念頭に置いておく必要があります。
※参考までにトヨタのハリアーハイブリッドで7.3となっています。
SUVで重量の重たいハリアーと比べても2~3倍違いますね。
この数値から軽自動車が如何に非力なのかがわかると思います。
それを理解した上で速さを求める方には、軽自動車のターボモデルが絶対おすすめです。
規制ギリギリの64馬力までのエンジンを搭載したモデルでは、加速や高速走行もかなり快適です。
しかし、ターボモデルは燃費が少し悪くなるため、燃費を重視する方はハイブリッドモデルを選ぶことをお勧めします。
なので軽自動車の選び方は、使用目的によって異なります。
街乗りや派手な運転をしない方、特に女性ドライバーに人気があります。
快適性や安全性を重視する方には、これらの重量級軽自動車が適しています。
まとめ: 重量級で鈍足な軽自動車は、その快適性と安全装備で魅力的ですが、速さや燃費に影響を及ぼす可能性があります。
購入前には自分の用途に合ったモデルを慎重に選びましょう。
最後までお読みいただきありがとうございました。